大洗磯前神社:神社とともに歩む町

未分類

撮影の条件

  • 撮影場所:大洗磯前神社
  • 撮影日時:2020年9月22日(火)午前5時半頃
  • カメラ:SONY ILCE-7M2 
  • レンズ:E 18-135mm F3.5-5.6 OSS
  • 焦点距離:29mm 
  • シャッター速度(SS):1/1600
  • 絞り値:F8.0 
  • 露出補正:±0.0 
  • ISO:200

大洗の町について

 先日、茨城の大洗海岸に行ってきました。(「おおあらい」と読みます。「おおわらい」ではありません 笑)水戸から大洗鹿島線という一両編成のローカル列車で3駅、15分ほどで着く小さな町です。

 子供の頃は毎夏、水戸の実家から海水浴に来ていましたが、ウン十年ぶりに訪れた大洗は道も大きく整備され、マリンタワーにおさかな市場での磯焼き等、観光地としてそれなりの地盤を固めているように見えました。それでも一歩裏道に入ると、昔、海パン一丁で走り回った狭い道や古い木造旧家が残っていたりして、郷愁をかき立てられる風情も残っています。

 近年大洗が有名になったのは、アニメ「ガールズ&パンツァー」(通称ガルパン)の舞台として知られるようになったことと、海上の岩場に立つ鳥居とその背景から昇る朝日の写真が、観光雑誌やウェブサイトで紹介されてからだと思います。

 今回の目当てはこのガルパン…じゃなくてご来光。この日の日の出は5時25分。早めに4時50分には海岸線に降りましたが、既に先客がずらり。皆さん、この朝日をお目当てに、各地からご来訪頂きありがとうございます(笑) 

 数日間降り続いた雨も前日までには上がり、水平線には厚い雲が残っていたものの、まずまずの美しいご来光が臨めました。静かな水面に出来た光の道が、鳥居の中を通ってまっすぐ天まで昇っていく様子は、なかなか他では見られない光景かと思います。

 日中には、約百段の石段を登った磯前(いそさき)神社本宮から見下ろす海もまた素敵です。 

 3.11の時も、この海岸線の町並みは津波の大きな被害を免れ、海岸線に沿って古くからある宿屋も営業を続けることができたそうです。「きっと磯前神社の神様が守ってくれたのね」と、町の人々が口々に言われていたのも印象的でした。神社と共に歩んできた大洗の町… 宿やカフェや食堂やタクシー運転手さん、出会った人々が皆さん素朴で親切で、中途半端に都会ずれした水戸よりも、よほどのんびり観光できると思います。(個人の感想です 笑)

この海上の岩に立つ鳥居は「神磯の鳥居」と呼ばれ、この海岸のちょうど反対側にある、大洗磯前神社に祀られている神様が降り立った場所とされています。毎年元旦には、宮司以下神職の皆さんがこの神磯に降り立ち、太平洋に昇る初日の出を奉拝されるそうです。

【大洗磯前神社ホームページ】http://oarai-isosakijinja.or.jp/index.html

大洗磯前神社の約百段の階段を登って振り返ると、また清々しい海が見えます。

(大洗磯前神社ホームページより)

今回宿泊した旅館の部屋からは、すぐ真下に海が見えました。ひたすら静かで、波の音が聞こえる座敷に座っていると、時の経つのを忘れます。この旅館 小林楼は、創業江戸末期という歴史のあるお宿です。
【旅館 小林楼ホームページ】http://kobayashirou.com/

コメント

タイトルとURLをコピーしました